競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
先週まで横山典弘騎手を2週にわたって取り上げてきました。同騎手については、今月発売の『競馬の天才3月号』に掲載されていた昆厩舎のインタビューも非常に面白かったです。
昆調教師は、ご自身が『関西に来たら?』と誘ったことなどをお話しされています。『馬の気持ちを優先してくれるところが大好き』『(横山典騎手は)天才ですから』と、先週まで当コラムで書いていたことと同じようなことが書いてあったのを、「そうそう!!」と思わず相槌を打ちながら、とても嬉しくなって読んでしまいました(笑)。
さて、前回は横山典騎手を天才ジョッキーとして取り上げましたが、今回は一転(?)・柴田大知騎手です。
~柴田大知騎手は本当に“買えない”騎手なのか?~
柴田大知騎手といえば、皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか? 昨年はユーバーレーベンやマイネルファンロンなど、自身も騎乗経験のあるラフィアンの馬がデムーロ騎手の騎乗により続々と重賞を制したことで、どちらかといえばあまり買えない騎手としてのイメージが定着してしまっている気がします。
しかし、何度もお伝えしているように、騎手を見る上で、そして馬券に生かす上で大事なことは、
「上手いか下手か」
ではなく、
「どのような特徴があるか」
です。したがって、もし柴田大知騎手にあまり上手くないイメージが定着しているのだとすれば、今こそ買いどころを見つければ、実は馬券的には強い味方となるのです。というわけで早速見ていきましょう。
~実は儲かるジョッキーになりつつある?~