競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
気付けばもうこの連載ももう21回目。主要な騎手はほぼ取り上げた…かといえばそんなこともなく、意外とまだまだ残っているジョッキーがたくさんいます。その中でも代表的な存在が、川田将雅騎手でしょう。
というわけで、今回は今の日本競馬の主役ともいえる川田騎手を取り上げたいと思います。
~遜色ない重賞成績でルメール騎手と並ぶ2トップ~
川田騎手といえば、今やジョッキー界の中でもルメール騎手と並ぶ2トップともいえる存在です。
2021年の両者の重賞成績を並べてみると、まさに双璧だということがわかります。
ルメール騎手:17勝 勝率21.8% 複勝率47.4%
川田将雅騎手:14勝 勝率20.9% 複勝率46.3%
ご覧の通り、2021年での重賞成績はどちらも遜色のないものでした。重賞に15回以上騎乗した騎手の中で勝率20%超はこの2人だけですから、現在のJRAの外国出身の横綱がルメール騎手ならば、日本の横綱は川田騎手といって差し支えないでしょう。
~競馬は圧倒的に先行有利を体現する川田騎手~