競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
先週取り上げた横山和生騎手、早速函館スプリントSでやってくれましたね。7番人気のジュビリーヘッドに騎乗し2着。道中はナムラクレアの後ろで壁を作り、直線しぶとく伸びてきました。フルゲートの小回り千二、しかも開幕週という難しい条件でしたが、勝ち馬以外は僅かの差にひしめく大接戦の中で、やはり騎手の腕と判断力が活きた一戦だったと思います。
今後も夏のローカルでは場を問わず、その適切な判断力を発揮してくれるでしょう。もっとも馬券的には上手くいかなかったので、その点は反省しなくては…。
さて、今週は今年秘かに調子がいいあのベテラン騎手を取り上げたいと思います。
~スタイルが確立されたベテラン騎手を知るメリットは大きい~
ベテラン騎手になると良くも悪くも浮き沈みがなくなるモノ。その中で早くも昨年の勝利数に到達しようかという勢いなのが、古川吉洋騎手です。3年前が29勝、一昨年が17勝、昨年が13勝とじりじりと勝ち星を減らしていた中で、今年は早くも11勝を挙げ昨年に迫る勢いです。