競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
42回目となる今回は、藤懸貴志騎手を取り上げます。
藤懸騎手は2011年デビューの現在29歳。先週終了時点で通算111勝ですから、そこまで世間一般の認知度は高くないかもしれませんが、そんな中で強烈な爪痕を残したのはやはり昨年でしょう。ハギノピリナで挑んだオークスでは16番人気の低評価を覆し3着に激走、さらに翌月のマーメイドSでは10番人気のシャムロックヒルに騎乗し逃げ切り勝ち、重賞初制覇を果たしました。
決して派手な活躍をするわけではありませんが、実は個性の強い藤懸ジョッキー。個人的にも狙いどころがわかりやすいと考えているので、今回はポイントをお伝えしたいなと思います。
~基本はパワー系の先行ジョッキー~
藤懸騎手の活躍例としてシャムロックヒルとハギノピリナの例を挙げましたが、実はこの2頭には共通点があります。おわかりでしょうか?