競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
先週は『競馬放送局』の予想で唯一の「勝負レース」に指定したみやこステークスが本線的中。
勝ったサンライズホープは4番手、2着ハギノアレグリアスが自信の本命。そして3番手評価のオメガパフュームが3着、4番手評価のハピが4着、危険視したウィリアムバローズは14着。ほぼ目論見通りの結果となりました。
冒頭からいきなり自慢話を聞かされてなんだよって話でしょうが、たまになので許してください(笑)。
このレースのポイントは展開でした。4~7番枠にキレイに逃げ先行勢が揃い、しかも横山武史騎手、鮫島駿騎手など乗れる若手ジョッキーがズラリと揃っていました。乗れる騎手ほど自身が勝ち負けするために何をすべきか理解しているために、ぬるいペースにはなりません。しかも枠の並びが近かったため、競り合うことは容易に想像できました。
予想の段階で、
「ハナを奪えばしぶといアイオライトに加えて、ウィリアムバローズ、当舞台で逃げ切り実績のあるメイショウフンジン、メイショウドヒョウ…これらの馬が4~7番枠に並んだ。(中略)激流必至。直線は差しが届く」
と指摘した通りでした。
阪神のダートや内回りで速い流れ(早仕掛け)になると有利になるのは外から動く馬、そして差す馬。出遅れが功を奏した形になったサンライズホープですが、幸騎手の強気の仕掛けもハマりました。
まったくレースは違いますが、4コーナーで仕掛けて上がっていく姿は昨年のエリザベス女王杯=アカイイトに近いものがありました。2~3着にじっくり待機していた差し馬を連れて来るのも同様です。
というわけで、エリザベス女王杯の話も出ましたので、ココからは週末の展望にいきましょう。
~エリザベス女王杯の騎手展望~
さて、今週はエリザベス女王杯の展望を騎手視点からしてみたいと思います。
今回は外国人騎手騎乗馬を中心に、アンドヴァラナウト、ウインマイティー、ジェラルディーナ、ウインマリリンの4頭を取り上げます。
▼アンドヴァラナウト(ムーア騎手)