競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
マイルチャンピオンシップは、レーン騎手のセリフォスが大外一気の差し切りで勝利。これでレーン騎手は春の安田記念からGIにおいて4連続馬券圏内が続いています。
安田記念
→サリオス 8番人気3着
宝塚記念
→ヒシイグアス 5番人気2着
エリザベス女王杯
→ウインマリリン 5番人気2着
マイルチャンピオンシップ
→セリフォス 6番人気1着
ご覧の通り、すべて人気薄でのものですから恐れ入ります。
レーン騎手については春段階で、
「持久力を引き出すパワータイプ」
として当コラムでも取り上げました。もちろんその考えには変わりはないのですが、昨今の騎乗を見ていると、
「溜める競馬にも対応できるハイブリッド型」
なのではないかなと思えてきました。
オークス2着のスタニングローズも見事に一気の距離延長を克服しましたし、ウインマリリン、セリフォスともに道中は上手く脚を溜めています。いわゆる欧州ジョッキーではないだけに、日本的な決め手を引き出す騎乗にも対応可能なのかもしれません。
「ハイブリッド・レーン騎手」は、今週末のジャパンカップでヴェルトライゼンデとのコンビ。既に鳴尾記念でも結果を出しており、引き続き注目です。
というわけで、今回はジャパンカップの騎手展望、最後に注目馬を一頭挙げたいと思います。
~ジャパンカップの騎手展望~
▼シャフリヤール(C.デムーロ騎手)