競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
▼単行本『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』が絶賛発売中!
12/5(月)にTARO氏による単行本『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』が発売されました。勝てない理由は予想以外にあった! 効率よく競馬に勝つための“馬券力”について、TARO氏が徹底究明した一冊となっております。
阪神JFは川田騎手騎乗のリバティアイランドが外から突き抜けて勝利。土曜から続くイン有利の馬場の影響で立ち回りが重要になった一戦でしたが、結果的には1頭だけ力が違った印象です。2着シンリョクカは3番枠を活かして最内を立ち回る好プレーが光りました。
また、騎手という視点で注目したいのは3着のドゥアイズ=吉田隼人騎手。吉田隼人騎手はBコース替わり以後のイン有利馬場で、内への意識がかなり強く見られます。今回のドゥアイズは7枠13番と楽な条件ではありませんでしたが、道中で上手くインの馬群に馬を収めたことがラストの伸びに繋がりました。ジョッキーの腕で持って来たといえます。
さて、ジョッキーの話題といえばもうひとつ、先週は初来日のデヴィッド・イーガン騎手の活躍も目立ちました。土曜の中京で早速3勝を挙げると、日曜の阪神JFでは13番人気のアロマデローサに騎乗し、あわやの4着と見せ場十分の内容。というわけで、今回はデヴィッド・イーガン騎手を取り上げたいと思います。
もっとも、まだWASJで1週、そして短期免許で1週と、合計2週のみの騎乗歴です。それだけで傾向がわかるのか、と思われるかもしれませんが……わかります。当サロンの総帥でもある亀谷さんも、いつも種牡馬デビュー前やデビュー間もないころから狙いどころなどを発表されています。傾向は、
「データが出揃って判断する」
のでは遅いケースが多くあります。競走馬は生き物。数字は大切ですが、データ以上に大事なのは、小さなヒントから全体像をあぶり出す想像力です。何より、いち早く傾向を掴むことで馬券にも活かすことができますので、今のうちから掴んでおきましょう。
というわけで、デヴィッド・イーガン騎手の特徴&ポイントを早速以下の5点にまとめました。
~初来日! デヴィッド・イーガン騎手の特徴~