競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
▼単行本『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』が絶賛発売中!
12/5(月)にTARO氏による単行本『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』が発売されました。勝てない理由は予想以外にあった! 効率よく競馬に勝つための“馬券力”について、TARO氏が徹底究明した一冊となっております。
朝日杯FSは坂井瑠星騎手騎乗のドルチェモアが勝利。内枠を活かした最高の立ち回りで、追いすがるダノンタッチダウンをクビ差封じました。坂井騎手はこれで秋華賞に続くGI・2勝目。勝利騎手インタビューの凛々しい姿もすっかりおなじみとなりました。特に積極的な立ち回り競馬には強く、これまでの重賞12勝のうち、5勝が芝の1~4番。今後も特に立ち回りが活きる舞台では目が離せない存在になることでしょう。
さて、本連載も今年はラスト2回。騎手を個別に取り上げたり、レース展望とともに騎手の特徴を改めて確認したり…と様々な形式でお送りしてきましたが、今回はストレートに「有馬記念騎手展望スペシャル!」ということで、全出走馬を騎手視点からお話ししてみたいと思います。馬券検討の参考に、また各騎手の特徴の再確認に活かしていただければと思います。
~有馬記念のジョッキー展望~
▼アカイイト(幸英明騎手)
昨年のエリザベス女王杯を豪快なマクリで制覇。今年も同様の競馬で4着と健闘。長くいい脚を使えるスタミナ型&強気に動く幸騎手のコンビが上手くハマっている印象。有馬記念でも外が伸びる馬場になるかがカギ。器用さを問われる立ち回り戦になると持ち味を活かせない。
▼アリストテレス(武豊騎手)
武豊騎手は当たりの柔らかさが武器で長丁場は得意。有馬記念では3年前にワールドプレミアで追い込んで3着。おそらくアリストテレスは人気薄。最近の武豊騎手は、人気薄騎乗時はルプリュフォール(スワンS)や、ヤマニンゼスト(神戸新聞杯)のように思い切った競馬をする傾向があるので、今回もどのような作戦に出るか注目。ブリンカー着用で挑むようなので、積極策の可能性も…。
▼イクイノックス(ルメール騎手)