競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回は大阪杯の騎手展望をお届けします。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
高松宮記念は団野騎手騎乗のファストフォースが制覇。最終的に対抗まで押し上げたのですが、馬券は残念ながら取れず。本命にしてないのだから仕方ない。
団野騎手は若手の中ではパワーがあり、いわゆる「追える」ジョッキー。タフな馬場になりファストフォースのパワーが活きたのはもちろんですが、ジョッキーのパワーもアシストになりました。人馬ともども初G1制覇、おめでとうございます!
さて、今回は出走馬の半分以上が乗り替わりとなる大阪杯の騎手展望を拡大版でお送りしたいと思います。大阪杯の攻略はもちろんですが、各騎手の特徴を改めて振り返って今後にも活かしていただければ幸いです。
~大阪杯の騎手展望拡大版&注目馬~
▼ヴェルトライゼンデ(川田騎手)
今回はデビュー戦以来の川田騎手が騎乗。ドバイWCも制して乗りに乗っている川田騎手ですが、実は最も得意とする条件と言ってもいいのが…今回舞台となる阪神芝2000m。
2004年のデビュー以来、通算331回騎乗し、複勝率50.8%。単勝回収値122円、複勝回収値96円。素晴らしいのひと言でしょう。ちなみにG1昇格後の大阪杯でも【1-3-1-1】。レイパパレでの2年連続好走やステファノスでの7番人気2着など、とにかく圧巻の成績。先行力とパワーが活きる阪神芝2000mに脚を余さない川田スタイルがピタリとハマるイメージです。
ヴェルトライゼンデ自身も昨秋以降、充実一途。勢いのある人馬のコンビで有力とみます。買いでしょう。
▼ジェラルディーナ(岩田望騎手)