競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回は「トップジョッキーの鉄板条件」とセントウルSの展望をお届けします。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
先週の騎手トピックスといえば、個人的には、
「富田騎手、日曜阪神の特別レース3連勝!」
でしょうか。
阪神9R 能勢特別 アレグロモデラート 5番人気1着
阪神10R オークランドTRT メイショウミツヤス 9番人気1着
阪神11R セントウルS テイエムスパーダ 14番人気1着
見事な3タテ。盆と正月が一緒に来たよう…とはまさにこのことでしょうか。もっとも、富田騎手は重賞初制覇が意外なくらいもともと乗れる騎手ですね。高校の途中まではサッカー少年、騎手を目指したのは遅かったようですが、四位騎手が目標というのも納得の追いっぷり。メイショウミツヤスを勝たせた差し切りなどは、ちょっと四位騎手っぽさもありましたよね。
富田騎手といえば8月のエルムS、ペプチドナイルで挑んだ際にはあまりにも消極的な競馬でガッカリさせられたこともありました。これまでは重賞の呪縛なのか勝ったことがない分、消極的になる面もあったように思えるので、これを機に一皮むけてくるかもしれません。
というわけで、今回は進化がみられるかもしれない、富田暁騎手を急遽取り上げることにします。
~穴ジョッキーとして進化を遂げていた!~
富田騎手については、昨年の春に一度取り上げたことがあります。
※【第25回】富田暁騎手~伸びシロ大の差せる若手~/TAROのジョッキーズファイル
その際のまとめは以下の通りでした。