競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「乗り替わり馬券術」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
これまで様々な騎手を取り上げてきた当コラムですが、今回は少し視点を変えて、「乗り替わり」について考えてみたいと思います。
というのも、東京開催の開幕週で象徴的な乗り替わり好走が続きました。10/9(祝・月)の東京競馬において、
柴田大知騎手→横山武史騎手
という乗り替わりが連続で発生し、ともに1着。
東京1R フィリップ:2番人気1着
東京3R コガネノソラ:2番人気1着
どちらも事前予想で乗り替わりの効果をお伝えした上で本命に推奨しましたが、レースは期待通りの内容で完勝。改めて騎手が替わることによって馬は変わるものだなと実感した出来事でした。
~「スーパー鞍上強化」はシンプルでも効果絶大!~
さて、まず乗り替わりを馬券に生かす上でもっともシンプルな方法、
「スーパー鞍上強化」
について今回はご説明したいと思います。これは文字通り、
「騎手が強化されることによって馬の能力がこれまで以上に引き出されるパターン」
を狙うものです。正直、これだけでも相当な確率でプラスをもたらすことが可能です。
前述の例、前走柴田大騎手を考えてみます。2023年に入ってから、前走柴田大騎手が騎乗した馬の乗り替わりを買い続けると…
【7-12-9-117】複勝回収値 92円
これだけでもなかなか高確率ですが、当日の単勝オッズ30倍以内の馬に限ると以下のようになります。