競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「北海道で腕を上げたコバカツこと小林勝太騎手」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
先週は終盤開催の荒れた芝でどういうジョッキーを買うべきか?というお話をしました。
本コラムにて取り上げた7人を先週の芝で買い続けたらどうなったか。
(4-4-4-39)単勝141% 複勝80%
まずまずですかね。その中で改めて感じたのは、坂井瑠星騎手の荒れ馬場適性の高さ。特に中京芝の渋った馬場や開催後半の馬場では圧倒的に強いですね。
先週は土曜日に中京に参戦。芝で(2-1-1-1)と好成績でした。中京の荒れた芝×坂井騎手といえば、マッドクールでの高松宮記念制覇も記憶に新しいところ。
先週雨の中での開催となったことで、今週以降も同様の馬場は確定的。芝の坂井瑠星騎手には引き続き注目です。進化が著しいジョッキーなので、また近々取り上げたいと思っています。
さて、夏競馬は先週で終了。というわけで今回は、今年の夏競馬で成長を感じたこの騎手を取り上げてみたいと思います。
~2年目の夏に成長顕著なコバカツ=小林勝太騎手~
というわけで、今回は小林勝騎手を取り上げます。
今年で2年目。昨年は12勝でしたが、今年は23勝と既にほぼ倍増と成長の兆しを見せています。関西の若手と違って関東の若手は目立たないので、人気にもならず、現状穴での好走が多いのも特徴です。特に今年は穴での活躍が目立ちます。以下のデータをご覧ください。
▼2024年
単勝30~99.9倍×小林勝騎手
(5-3-6-107)単勝205% 複勝124%
さすがに単勝万馬券クラスだと勝負にならない馬も多いですが、それよりは多少人気もしているこのゾーンで単複プラス。減量のアシストもあるので、まだまだ狙える時期が続くはずです。
では、早速ですが特徴を見ていきましょう。