競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「シュタルケ騎手はココで狙え!(後編)」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
ミシェル騎手が今週から川崎で騎乗してますね。やっぱり上手いし日本向きなんですよねぇ、JRA来てほしいなぁ。
というつぶやきからスタートしましたが、先週の東西G2。毎日王冠が前残り、京都大賞典は差し追い込みという対象的な結果になりました。上位人気馬総崩れとなった京都大賞典は大波乱に。
最終結論は◎シュヴァリエローズ(長丁場の北村友一は買い!)にしたのですが、さすがにメイショウブレゲは買えなかった。酒井学騎手って京都の長丁場の重賞で結構印象に残る穴をあけて来ているんですよね。
▼ダークメッセージ
2007年日経新春杯 9番人気3着
▼テイエムプリキュア
2008年日経新春杯 12番人気3着
▼フーラブライド
2015年日経新春杯 10番人気2着
▼レッドジェニアル
2009年京都新聞杯 11番人気1着
トーホウジャッカルで菊花賞も勝っていますし、小柄なジョッキーだけに長丁場は合うんでしょうね。こういうデータで拾えない傾向って記憶の積み重ねで呼び覚ますしかないんですが…って、これ馬券獲って言わないと説得力ないですね(苦笑)。
「京都芝、意外と差し届くぞ」
っていうのが今後の開催に向けたポイントにはなるかもしれません。
~シュタルケ騎手の狙いどころ~
さて、先週取り上げたシュタルケ騎手ですが、またよく来てましたね。
ヴーレヴー 3番人気1着
ブエナオンダ 1番人気1着
スカイロケット 11番人気2着
などなど。細かい立ち回り勝負向きではないので、今の差しも届く京都の馬場はシュタルケ騎手に合っている気がします。
今回の来日では須貝厩舎で2回騎乗し2連対、藤原英厩舎で1勝。両厩舎はスピードが勝った気の強い馬が多い印象ですから、そういった馬をガッと抑え込んで持ってくるパターンは今後もありそうです。
というわけで、今回はシュタルケ騎手の買いパターンをいくつかお伝えして、次のテーマへと移ります。