競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「松山弘平騎手(前編)&アルゼンチン共和国杯の注目コンビ」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
天皇賞(秋)は期待した◎リバティアイランドがまるで見せ場なく惨敗でした。馬場読みも外れてしまい、想定よりもBコース替わりの効果てきめんという感じで、インが優勢でしたね。
亀谷サロンのコラムでもおなじみ、みねたさんが◎タスティエーラで仕留められていましたね。さすがだなぁと、良い刺激になりました。
今年もラスト2か月。今週末はJRAに加えて地方・海外と盛りだくさんですから、たくさん当てられるように良い準備をしていきます。
さて、その天皇賞(秋)は武豊騎手の鮮やかな差し切りが決まりましたが、注目すべきは2着のタスティエーラ、松山弘平騎手でしょう。松山騎手は前日のスワンSもダノンマッキンリーで制した他、土曜京都9R・10番人気2着のモズアンタレスや、日曜東京10R・7番人気1着のエピックジョイなど、先週は大当たりでした。
というわけで、今回は松山騎手を取り上げたいと思います。
~なぜ松山騎手を取り上げなかったのか?~
ところで、当コラムももう3年が経ちますが、実は単体のコラムとして松山騎手を取り上げるのはこれが恐らく初めてです。上位騎手はほぼすべて取り上げてきた中で、たぶん唯一といって良い、まったく触れて来なかったジョッキーでしょうか。
もちろん、松山騎手がアンタッチャブルな存在というわけでもないですし、特別言及できない特殊な事情があるわけでもありません。ただ、それなりに理由はあります。