競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「中京芝1200m&高松宮記念」です。
先週末は亀谷出張サロンin富山にご招待いただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。改めてですが、現地でお世話になった皆様、ありがとうございました。
ホタルイカ、寿司、日本酒…などなど、富山の恵まれた食材の数々を堪能できまして、大満足の時間でした。
今週はまさに、イカパワーでコラムをお送りします。
なお、個人的にはWIN4までたどり着いたのですが、最後の中山メインを攻略できなかったのが心残りではありました。
~8枠の北村友が炸裂した愛知杯~
先週の愛知杯はジョッキー視点で見ると印象的なレースでした。超ハイペースになり、直線は外からの差しがズドンと決まる展開に。その中で末脚を鋭く伸ばしたのは、北村友一騎手騎乗の10番人気、ワイドラトゥールでした。
中京芝1400mの外差しといえば、すぐに昨年のダノンマッキンリー(ファルコンS)を思い浮かべた方もいらしたかもしれません。ちなみにこの時も、8枠15番で北村友騎手。
実は同騎手は芝の8枠に非常に強いんですね。
2022年に復帰して以降、北村友騎手の芝の枠別成績を見ても、実は8枠が圧倒的。
▽北村友騎手×芝枠別成績
8枠(18-13-11-91)単/複 164/106%
勝率、連対率、複勝率すべて全枠の中で1位。本来は不利とされる芝の8枠ですが、北村友騎手にとっては有利なんですね。
昨年は「芝8枠騎乗機会11連続馬券圏内」という離れ業も達成していまして、知る人ぞ知る8枠巧者の同騎手を是非覚えておいてください。
~中京芝1200mを徹底攻略~
さて、今週から春G1戦線が本格スタート。今週末の高松宮記念はまずコースの傾向の把握が重要になりますので、そこをチェックした上で、ジョッキー視点で展望していきます。