競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「日本ダービー徹底展望」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
いや~、先週は悔しいことばかりでした。直線競馬、このコラム読んでた皆さんは獲りましたよね? 的中ご報告もたくさんいただきましたよ。ありがとうございます。
前々回のコラムにて取り上げた直線で狙える騎手がほとんど出ていない中で、唯一出ていた見つけたら即買いとした菊沢騎手のリバーラが9番人気で2着。そして、未だに人気にならない直線巧者とした嶋田騎手のクムシラコが13番人気で3着。
8枠15番+この2頭で3連複6万馬券、3連単29万馬券ですから…。やっぱり他の騎手は甘いんですよね。外へ寄せても、詰まるとすぐに諦める、あるいは最初から外を避けていくようなピント外れな騎乗をするジョッキーもいて、結局掴んでいる人が来るというシンプルな決着でした。
そこまで言うならお前は当てたのか!?って話ですが、僕はもちろん2頭は押さえていたのですがハズレでした。何より悔しかったのはWIN5もこのレースだけ本命が勝たずにWIN4だったこと。得意の直線の人気馬を獲れずに300万超を逃すとか悲しすぎますね。この無念は必ず夏の新潟で晴らします。猛暑の越後で、必ず数百万馬券を掴みたいと思います!
~長距離のシュタルケを改めて証明したオークス~
さて、先週のG1・オークスは◎カムニャックが勝利。『競馬放送局』にて公開している予想では、
「鞍上のシュタルケ騎手は芝の中長距離の差し馬で怖いタイプで、今回の来日でもビザンチンドリームで天皇賞(春)2着するなど大一番で見せ場を作っている」
と書いたように、長丁場で買いの外国人ジョッキーです。絶好の外枠を引き、最高の騎乗を見せてくれましたね。
また、東京の芝が例年以上に荒れている点もカギになりそう。今週末はCコースに替わり、恐らく多くのメディアでは「日本ダービーは内枠有利」とか「最内枠が好成績」といった文字が躍るのでしょうが、恐らく内有利にはならない可能性が高いです。
もちろん無理に嫌うことはないですが、直近の状況を考えると、少しアップデートも必要になってくるのが近年の日本ダービーだと思います。
というわけで、以上を踏まえて今週末の日本ダービーも徹底展望していきます。