競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「鮫島克駿騎手」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
先週は府中牝馬Sで◎セキトバイーストが勝利。3連単4万馬券を的中することができました。
実は個人的に3連複中心だったのを少し変えて、先週から3連単に切り替えてみたんですよね。もちろん点数も増えるのでどちらが正解とは言えないのですが、その成果が出たり逆にアダになったりと、まだ試行錯誤ながらも手応えを感じつつあるので、夏の競馬で大きいのを当てたいなと思っております。
さて、先週末で東京&阪神も終わり、今週末から本格的に夏競馬が始まります。というわけで、今回は久々に個別騎手をガッツリ取り上げてみようと思います。新規騎手も考えたのですが、今回は何かと話題を集めることも多いこのジョッキーにしました。鮫島克駿騎手です。
~最近ネットを中心に評判を落としたため人気にならなくなっている?~
鮫島駿騎手といえば、昨年くらいからでしょうか、少しネットでの評判が悪い(?)ためか、人気になりづらくなっている印象があるんですよね。たかがネット、されどネット、今はそういう場での評価が割とリアルに影響を与えたりするので侮れないです。
もっとも、その理由は取るに足らないものばかり。
例えば、インスタのストーリーでファンクラブの件に触れたとか…。普通の感覚でいえばインスタに何を書こうと自由ですし、今競馬が盛り上がっている段階で、若いファンへのアプローチをできるジョッキーが新たな試みをするのはいいことだと思うのですが、そこは心が狭く暇なネット民(一部のノイジーマイノリティー?)ですから、アレコレというわけですね。実にくだらない。若いんだから好きにやればいいんですよ。
もう1つは天皇賞(春)の騎乗についてひと悶着ありました。ジャスティンパレスでの明らかな早仕掛けは確かに褒められたものではなかったですが、その後武豊TVの回顧が広まり、「あの武豊が苦言を呈した」ということで、悪評が高まった気がします。確かに早仕掛けだったとは思うんですが、違法アップロードの動画観て意見されてもね…、まずお金払いましょう(余談ですが私はフジテレビONEに課金して視聴しております)。
とまぁ、昨今の些細なことの影響と、鮫島駿騎手が騎乗していた馬が乗り替わった後に走ってしまったことなどもあり、全体に人気になりづらくなっております。
なお、これは感覚だけでなく数字にも表れています。