東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回はオークス出走馬の最新情報です。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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今週は日曜東京で牝馬クラシックの第二冠・オークスが行われます。
“王道”の桜花賞組に加え、トライアル組、その他組と、多士済々の顔ぶれとなりましたが、主軸を形成するのはやはり桜花賞組でしょう。同2着のアスコリピチェーノがNHKマイルCでも2着、11着イフェイオンがNHKマイルCで5着と好走したことで、桜花賞組の価値は高まっています。
まずは桜花賞馬・ステレンボッシュ(国枝)から。前走は阪神JFからの直行ローテ。おまけにスタートで後手を踏むロスもありましたが、そこからのモレイラ騎手のエスコートがお見事でした。すぐに巻き返して中団につけると、そこからジワジワとポジションを上げて直線入り口では外のアスコリピチェーノを弾いて先頭をうかがう構え。まさに“マジックマン”の名にふさわしい手綱捌きでした。
中間は放牧を挟んで今月3日に帰厩。国枝調教師は『トラブルなく順調。もともと距離が延びていいタイプだと思っていたので、2400メートルにも不安はない。1週前追い切りもいい動きだった』と満足げでした。
▲二冠を狙うステレンボッシュ
ただし気になるのは鞍上です。今週末はモレイラ騎手がブラジルで騎乗するため、ステレンボッシュは戸崎騎手に乗り替わりになるのです。