東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は京成杯の振り返りと、今週日曜中山の若竹賞について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週は日曜中山でGIII・京成杯が行われました。レースはガルダイアとタイセイリコルドが終始競り合う展開。前4F46.5秒、5F58.3秒で、後4F49.5秒、61.6秒というのは明らかなオーバーペース。両馬がブービー&シンガリ負けを喫したのも無理からぬことでした。
そんなハイペースの前崩れ決着を後方4番手から差し切ったのがニシノエージェント。未勝利を勝ったばかりの身で11番人気の伏兵でしたが、うまく流れに乗って立ち回った鞍上・津村の好騎乗もあり、大金星を挙げました。
近親にはマルセリーナやヒートオンビートがいる血統馬で、昨年はダノンデサイル→アーバンシックで決まった出世レースでもありますが、展開面を考えると今年に関してはまだ評価が難しいように思います。
逆に今回の敗戦では見限れないのが1番人気4着だったキングノジョー。3番手追走から4コーナー先頭と早めにスパートしましたが、前出の通りの超ハイペースを考えると、明らかな“早仕掛け”でした。それでいて残り100mまで先頭を守っての4着は負けて強し。
先週のコラムでも書いた通り、まだ完成途上の身であることも考えれば価値は高そうです。今後も要注目と言えるでしょう。
さて今週は3歳重賞は行われませんが、日曜中山では1勝クラスの若竹賞が行われます。勝ち馬から後にGI馬となったは2017年のウインブライトが最後ですが、敗戦馬からもウインマリリンやアカイイトといった活躍馬が出ているだけに見逃せません。