東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回はチューリップ賞の振り返りと、今週土曜阪神で行われるフィリーズレビュー、日曜中山で行われる弥生賞の注目馬情報です。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は日曜阪神でGII・チューリップ賞が行われました。勝ったのは9番人気の伏兵・クリノメイ。好スタートから4番手のインで脚を溜めると、直線では内から迫ったウォーターガーベラの追撃をハナ差凌ぎました。
立ち回りの上手さが光った一戦ではありましたが、数字面に目を向けると、5F59秒8→1分34秒0の決着タイムは、前日の3歳未勝利(60秒3→1分33秒9)にも劣る凡タイム。良発表とはいえ水分を含んだ馬場であったことを考慮しても、物足りない数字でした。
内の狭いところから追い上げた2着ウォーターガーベラはともかく、2番手から伸びあぐねた3着ビップデイジーも低調なパフォーマンス…。上位3頭に桜花賞の優先出走権が与えられるトライアル戦ですが、あまり本番へのイメージが湧かない結果となりました。
さて、今週は土曜阪神でGII・フィリーズレビュー、日曜中山でGII・弥生賞と、2つのクラシック・トライアルが行われます。
フィリーズレビューは出走枠18頭に対して23頭が登録。本賞金900万円以上の“出走確実組”では重賞勝ち馬のダンツエランとランフォーヴァウ、デビュー2連勝中のルージュラナキラらが実績上位ですが、本賞金400万円の“1勝馬組”にも出走が叶えば人気を集めそうな馬たちがいます。