東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は日本ダービーの振り返りと、今週末の東京でデビュー予定の2歳馬から、ルメール騎手が騎乗予定の注目馬をご紹介いただきます。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週は日曜東京で競馬の祭典・日本ダービーが行われました。ペースは前後5F60.0-59.5秒。しかしこれは後続を離して逃げたホウオウアートマンの数字ですから、2番手を追走したサトノシャイニング以降は実質、スロー。好位~中位勢が1~4着を占めたことを考えても、前有利の競馬となりました。
大一番を制したのは1番人気のクロワデュノール。道中は終始好位の外めをキープする安全策。残り300mで先頭に立つと、本命馬らしい王道の競馬で押し切り勝ち。皐月賞は不利もあって2着と涙を飲みましたが、そのうっぷんを晴らして見せました。
2着は中位から脚を伸ばしたマスカレードボール。前出通りの前残り決着や、8枠17番からのスタートだったことを考えると、負けて強しの内容。皐月賞3着に続く好走で、同馬もまた世代トップレベルの脚力の持ち主であることは間違いありません。
3着には京都新聞杯の勝ち馬・ショウヘイが入りました。内枠から先行するスムーズな立ち回りで、直線半ばまで見せ場たっぷり。同馬を除けば1~6着までを皐月賞組が占めたことを考えると、価値ある3着。秋が楽しみになる好走でした。
4着サトノシャイニングも好位からの粘り込み。皐月賞では不利が重なって5着に敗れましたが、今回は鞍上・武豊騎手の手綱捌きも光りました。
一方、皐月賞馬のミュージアムマイルは6着まで。中団から脚を伸ばしたものの、前回ほどの決め手は見られず。レーン騎手は「展開が向かなかった」と振り返りましたが、皐月賞はモレイラ騎手の好騎乗に加えて、消化不良に終わった馬が多数いた一戦。展開以外にも条件や状況の変化など、敗因は色々と考えられそうです。
さてダービーが終わって、POG的にはついに新シーズンが開幕。個人的にも昨シーズンの東スポ競馬×亀谷競馬サロン“POGドラフト会議”』では三嶋記者の後塵を拝してしまったため、今シーズンこそはチャンピオンに返り咲きたいと燃えています。
今週は東京で土日計3鞍の新馬戦が開催。今回はそれぞれルメール騎手が騎乗予定の注目馬をご紹介しましょう。