東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は安田記念に出走する関東馬から、シックスペンス、ブレイディヴェーグ陣営の取材レポートです。
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今週は春のマイル王決定戦・安田記念。関東勢の主役として期待されるのが、シックスペンスとブレイディヴェーグの2頭です。
注目を集めたのは、1週前の追い切りで実現した豪華な併せ馬。GIに出走する2頭がそのジョッキーを乗せて、追い切りを行いました。その様子を静かに見守るのは、国枝調教師と宮田調教師という師弟のコンビ。緊張感のある中にも、どこか温かみのあるシーンが広がっていました。
▲左シックスペンス&ルメール騎手、右ブレイディヴェーグ&戸崎騎手
その1週前の併せ馬はなかなか併さらず、「終いはしっかりしていたものの、少しチグハグな部分もあって、調教としては軽めだったかもしれません」と、シックスペンスの国枝師は苦笑いを浮かべましたが、最終追い切りには満足げな表情。「終いまでしっかり伸ばして、かなり良かったと思います」と仕上がりの良さを実感しています。
前走の大阪杯では7着。国枝師は「いい状態で臨めたと思っていたのですが、終いの反応が鈍く、少しタメが利かなかったのかなという印象です」と振り返ります。
今回の鞍上はC・ルメール騎手。「乗りやすい馬ですし、この馬のこともよくわかってくれていると思います。終いを生かす競馬をしてくれるはず」と信頼を寄せていました。