ネット上に溢れる優秀な予想をAI技術により発掘・学習することで、より優秀な予想を生成する仕組みに取り組むヤナシ社長の活動に、当サロン主宰の亀谷敬正が迫るトークコラム『生成AIで競馬予想のトレンドを解析』。
初回のトークテーマは「ヤナシ社長のご紹介と本取り組みの意義について」です。
なお、レギュラー&プレミアムコース会員の方には、ヤナシ社長による毎週土日の生成AIデータ(該当馬)を公開いたします。公開時間は土曜、日曜の午前9時30分頃の予定です。
亀谷敬正(以下、亀):この度、亀谷競馬サロンのAI研究チームに仲間入りしてくださったヤナシ社長は、本職でもAI関連の上場企業の社長をされております。まずはご挨拶代わりに、メンバーの皆さんにAIを駆使してどのように競馬と携わってきたのかについてお話しましょうか。
ヤナシ社長(以下、ヤ):私は元々、大学でアルゴリズムの研究をしていました。大学院1年生の時には世界のアルゴリズムコンテストで3位に入賞した経験があります。その時から統計解析やディープラーニングのようなアルゴリズムを競馬予想に活用し始めており、もう20年以上、競馬予想をしながら統計解析を行っています。
その過程の中で、競馬学習を駆使した競馬分析で陥りやすい様々な競馬予想の失敗パターンも経験しています(笑)。
亀:実はそこが大きなポイントなんですよね。仮にヤナシ社長と同じような世界トップレベルの機械学習スキルを持っていても、「競馬をどう学習させるか?」を知らないと、膨大な時間=コストがかかります。そもそもヤナシ社長自体、時給換算したら莫大なコストになりますが(笑)。
亀谷競馬サロンに機械学習スキルの高い競馬ファンの方々が仲間入りしてくださるのは、そうした「競馬を学習させるための知見」を共有できる強みがあると思うんです。
ヤ:そこも魅力ですね。馬券で勝つのに効果的な要素(ファクター)を探すのも大変ですが、その要素は日々変化します。その変化も含めた解析をするため、私は統計解析とアルゴリズム研究を駆使して、ネット上に溢れる膨大な予想を分析しています。そこで優秀な予想をするプレイヤーの高回収率ファクターを解析することで、より強力で安定した予想を作り出す手法を取り入れているんです。
プレイヤーのスコアリングやランク付けは意外と行われていないんですよ。だからこそ勝てるのですが(笑)、その手法は株式投資でいえば、優秀な成績を収めるインデックスファンド=プレイヤーが、どのような予想ファクター、予想方法を重視しているのか?をAI解析する形になります。
亀:なるほど。株式投資でいえば、優秀な成績を収めるインデックスファンドをまずはピックアップ。その優秀なファンドがどのような株式に投資しているのか?を解析するようなイメージですね。優秀なファンドやファンドマネージャーは、競馬の場合、優秀な馬券プレイヤー、予想家になると。そういう予想家は結構いるものなのでしょうか?
ヤ:意外と多いものですよ。この度、亀谷競馬サロンとご縁があったのも、元々は「競馬放送局」に優秀な予想家が多いことがきっかけですから。
亀:競馬放送局で優秀な成績を収める予想家も、当サロンにコンテンツ提供してくださっています。
ヤ:その予想家がどのようなパターンの予想を行っているのか?は解析できるんですが、亀谷競馬サロンに仲間入りすれば、その本人に直接話が聞けるのは魅力でした。
また、亀谷競馬サロンが持たれている競馬研究のためのデータベースは、私が持っていない要素もあるので、それやを活用することで解析精度もより上がりそうです。「馬券プレイヤーを世界トップレベルのAI技術」で解析することへの高みを、より上げられるんじゃないかと考えてます。
亀:その取り組みを当サロンのメンバーに発信していただけるのは、大変興味深いです。
ヤ:私も今回の取り組みは、とても興味深いですよ。今回の取り組みが本職へフィードバックできればいいな、とも考えています。
亀:実は、本職の取引企業の方が亀谷競馬サロンのメンバーさんなんですよね。その方に話を聞いたら『ヤナシ社長との打ち合わせが、今まで以上に充実しています』と仰っていました(笑)。
ヤ:競馬好きの取引先の方との話は盛り上がってますね~(笑)。提携先の某最高峰国立大学の研究室の方々も、今回の取り組みには興味を持たれています。
亀:ヤナシ社長もそうですけど、当サロンメンバーの方々と楽しんでいる競馬の研究を、人件費に換算したら、年間何億になるんでしょう? AIを駆使しして馬券ゲームで億勝つこともできますけど、そのコストを他の業種での人件費換算したら、余裕で億は超えちゃうんですよね。
ボクが日頃から「馬券ゲームで儲かる方法を研究するのは贅沢な趣味だ」と言ってるのもそういうことです。馬券で億勝ったって、人件費含めたコストはそれ越えちゃうんですから。贅沢なゲームですよ。
ヤ:ホントそうですよね。さっき言ったように、競馬の研究は奥が深いからこそ、本職にもフィードバックできるので、亀谷競馬サロンのメンバーの皆さんとの研究を楽しんでいき、今は競馬ファンではない取引先の方々にも興味を持っていただけるような研究成果を発表したいと思ってます。
亀:今回のヤナシ社長との取り組みも、当サロンの理念である「競馬の研究が人生を充実させる」ことの一環になっていきそうで楽しみです。今後もよろしくお願いいたします!