ネット上に溢れる優秀な予想をAI技術により発掘・学習することで、より優秀な予想を生成する仕組みに取り組むヤナシ社長の活動に、当サロン主宰の亀谷敬正が迫るトークコラム『生成AIで競馬予想のトレンドを解析』。
今回のトークテーマは「おいしいレース」について。
なお、レギュラー&プレミアムコース会員の方には、ヤナシ社長による毎週土日の生成AIデータ(該当馬)を公開いたします。公開時間は土曜、日曜の午前9時30分頃の予定です。
亀谷敬正(以下、亀):ヤナシ社長の生成AIは、予想の上手な人をAIで発掘、学習し、そこから期待値の高い予想を作り出すわけですが、この手法を用いると当サロンでいうところの「おいしいレース」もAIで発掘できるみたいですね。我々にとっての「おいしいレース」とは、簡単にいえば荒れるレース、人気馬が危ないレースのことです。
ヤナシ社長(以下、ヤ):そうですね「おいしいレース」は、私の生成AIで見つけることはできます。予想が上手い人には、買うレースを限定している人が多いからです。
亀:では「おいしいレース」を生成AIで見つける仕組みを教えていただけますか?
ヤ:結局は、推定人気、推定オッズが低い馬を、予想の上手な人がたくさん本命か対抗にしているレースになってしまいますよね。
亀:仕組みは極めて当たり前ですね(笑)。AIが分析すれば、人の手集計や直感よりも精度が高いのがとても大事なのですが。
ヤ:例えば、先週だと6/2(日)の東京10R・タイキシャトルカップは「おいしいレース」だと生成AIが判定していました。
亀:実際、推定1、2人気が馬券圏外になり、推定10人気以下の馬が2、3着でした。このレースは、予想の上手な人の参加も多く、推定4人気以下の馬を本命や対抗している人が多かったということですね?
ヤ:そうなりますね。
亀:これって当サロンでも馬券上手なメンバーが取り組んでいることに近いです。当サロンのプレミアムコースでは、毎週土曜夜にZoomでのオンライン会議「亀ルーム」という企画をやっているのですが、そこでは翌日のレースでおいしいレースは?などを議論しています。ここで「荒れるだろう」と皆が結論づけたレースはやっぱり荒れるんですよ。
6/2(日)でいえば、「東京最終レースが荒れるだろう」という結論になりました。実際、推定1~3人気の馬は1頭しか馬券にならず、推定2桁人気の馬が3着で、波乱の結果になりました。
ヤ:私の生成AIでも東京12Rは荒れるだろうと判定していましたよ。
亀:亀谷競馬サロンは皆で共有している理論が一般ファンよりも独自だから馬券で勝てるんですが、独特であることは弱点でもあります。視点がどうしても偏ってしまうんですよね。
ヤナシ社長の生成AIで発掘された予想の上手な人には、当サロンにはない視点で成果を収めている人が多いでしょうから、その視点でも「荒れる」と判定してくれるのは勉強になります。当サロンでは重視していないツールや理論で荒れるレースを選んでくれているわけですから。
ヤ:あと「おいしいレース」は午後の方が発掘しやすいです。一般的に、午後の方が馬券購入者の中のノイズトレーダーと呼ばれる人(競馬の予想をあまりしていない初心者)の割合が投票に占める割合が多くなるため、回収率が上がりやすい傾向がありますから。逆に土曜日の午前中などの投票数が少ないレースは、玄人に近い人が買っていることが多く、旨味が少なくなりやすいです。
亀:それも当サロンメンバーは納得できると思います。ボクは3連複と3連単の売り上げが2億円以上が見込まれるレースを推奨レース選びの基準にしています。それ以下のオッズだと、ヤナシ社長のいうように玄人の投票比率が高くなりやすいですし、我々の投票がオッズに与える影響も強くなりすぎてしまうからです。
ヤナシ社長の取り組みは、我々も共感できるシステムであり、かつ、我々にない視点を学ぶこともできるので、大変興味深いです。今後も競馬を通じて最新鋭のAI技術とふれあい、最先端の競馬予想システムを作り出していきたいです。
ヤ:ぜひやりましょう。亀谷競馬サロンのFacebookグループにも参加させていただいていますが、亀谷競馬サロンに参加されている方々は、学ぶ意識と競馬の見識も深いので、やりがいを感じていますよ。