Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第20回目のトークテーマは前回に引き続きドゥラメンテ。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):前回はフレッシュな時と充実期で走る、王道タイプという話でした。
今井雅宏(以下、今):そこを過ぎると淡泊になって、牡馬の差しはブレーキを掛けない方が良くなるけどね。
亀:王道タイプにしては珍しく、母父の影響を受けやすいのも特徴ですよね。キングマンボ系は母父の影響を受けやすいので、母父が米国型やダートでも走る牝系だとダートでもよく走ります。
今:ダートも馬券的な癖があって面白いよね。
亀:ルーラーシップは父がキングカメハメハで母がエアグルーヴなので、ドゥラメンテの叔父にあたるんですよね。フラムドパシオンやデシエルトなどをみても、この牝系にはダートの中距離をこなす血統背景がありますよ。
今:ルーラーシップも芝血統だけど、回収率はダートの方が人気になりにくいぶん高くて、馬券になるんだ。特に「芝からダート」は穴でよく走るから、予想で狙うことも多いよ。
亀:ドゥラメンテもまさにそうなんですよ。ダートの方が芝より人気がないぶん回収率が高いですし、ダート替わりもよく穴を開けています。路線変更でフレッシュさも出ますし。ただサンデーの血が入ってるぶん、アベレージは若干落ちますけど。