Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第24回目のトークテーマは前回に引き続きディープインパクト。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):前回は牡馬は使い込まれると硬くなる話だったね。鮮度を失うと揉まれ弱くなる。
亀谷敬正(以下、亀):牝馬だと硬くなりにくいので、古馬になって走る産駒も多いですよね。ショウナンパンドラやジェンティルドンナとか。
今:柔らかさ、しぶとさを持続出来る割合は牝馬の方が必然的に多いよね。長距離でも使われながら鍛えられていく面があるから。
亀:ただ、母系が欧州型であれば、牡馬も古馬長距離で悪くはないですけどね。前回話題に挙がったスピルバーグは、母系にサドラーズウェルズを持っていて、成長曲線がダービーに間に合わない分、古馬になって硬くならずに成長した側面がありました。
今:表舞台に出てくるタイミングと、本来的に持っているその馬の硬さだよね。現役だとアスクビクターモアは面白いタイプで、最初からかなり硬いパワー系なんで、ある程度叩かれながら上昇する。同じ強引な先行馬、ミッキーアイルに似た感じがあるよ。
亀:3歳時に瞬発力で走って硬くなるより、最初から硬いパワータイプの方が長続きもしますし、確かに気になりますよね。
今:これからに向けて、普通の古馬産駒の狙い所も見ていこうか。