Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第31回目のトークテーマは前回に引き続きハーツクライ。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):早速前回のテーマだったハーツクライのダートで大きいのを当てたみたいですね(笑)。
今井雅宏(以下、今):中京ダート(1月8日中京2R)で、単勝23倍のハーツクライ産駒(マリアナトレンチ)を狙ったんだよね。結局◎○▲の順で入線したんで、3連単1365倍の13万馬券が1点目で当たったよ。
▼参考/ 競馬放送局
・今井、亀谷、双馬が9人気◎で高配当GET!/先週のMVP
亀:実はボクも本命でした。サロン読者とこのサロンの読者の予想家(笑)の払い戻し総額は結構多かったと思います。相手も○▲とお見事でした!
今:前走のパドックがかなり硬くて、案の定、延長の芝外回りで惨敗したんだ。あの硬さなら、短縮でワンターンのダート1400mがピッタリ嵌まるって読みだよね。
亀:短縮はコーナー数が少なくて、延長は多い方が集中しやすいって話もしてましたよね。
今:それと「芝からダート」と、あと亀谷君の言ってた「母系が米国型」だよ(笑)。
亀:毎回、すぐに実践して結果を出すのはさすがです。
今:やっぱりああいう配合のハーツクライは硬くなるよね。新馬はそうでもなかったけど2戦目に硬さが出て凡走したんで、年末を挟んで硬さが抜けてくるのも期待して狙ったんだ。そしたら、前走ほどパドックで硬さを見せなかったよ。間隔開けて激走すると、特に硬いタイプは反動が出やすい。でも凡走した後だと、硬さも抜けやすいんだ。
亀:2走前は新馬なので、前走は実質2走ボケみたいなものですもんね。母系が米国型だと硬さが出やすいという典型例でした。それと以前話したように、やっぱり最近のダートは芝からの馬が激走しやすい砂質ですね。2着も芝からの転戦でした。
今:特に差しが利くタイプの馬場では、「芝からダート」は絶好の狙い目になってくるよね。
亀:では今回からミッキーアイルを取り上げましょう。メイケイエール、ナムラクレアと高速馬場で強い重賞ウィナーを輩出しました。後継種牡馬にスプリンターも出れば、ダート馬も出る。ディープインパクトの懐の深さ、能力の高さをよく表していますよね。
今:M的にはS質がきつい、つまり気持ちが勝って精神コントロールの難しいタイプになるよ。こういうタイプでかつダッシュ力の高い種牡馬は、気持ちをコントロールしやすい短縮の適性が抜群に高いのが普通で、芝だと短縮の勝率が13%、延長が5.4%だから、倍以上の差になる。