Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第42回目のトークテーマは前回に続きキタサンブラック。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):ドバイに行ったんだって? ちょうど先週話題になったイクイノックスが圧勝して凄かったよね~。
亀谷敬正(以下、亀):まだいますよ(笑)。関係者とも色々話ができたし、ドバイでも実馬を見れて、素晴らしい知見をサロンメンバーと共有できそうです。
今:イクイノックスが逃げたのにはビックリしたけど、前回話したようにキタサンブラックは前半から爆発させるか、矯めるだけ矯める形、いずれにしてもブレーキを掛けないパワー競馬が合うんで、戦略もピッタリだったね。
亀:強かったですね~。公開した予想は2着のウエストオーバーが本命で、イクイノックスは対抗でした。常に言ってますが、例外の天才が勝つレースは本命が2着でいいんです(笑)。
今:ルメールは国内ではまず逃げないけど、海外だと平気で逃げちゃうんだね(笑)。
亀:それだけ海外のペースが違うのと、適性外のレースは極端な競馬が有利なんでしょうね。何度も言ってますが、キタサンブラック産駒はイクイノックスをイメージすると多くの馬券がハズレます。ここでは、イクイノックスよりもはるかにサンプルが多い、産駒がダートに出るパターンを見ていきましょう。ダートだと基本中長距離向きになりますね。
今:スムーズに体力とパワーをそのまま活かす形だよね。だから坂コースとか、広いコースが向いてくる。
亀:なので、やっぱり阪神、東京が合いますよね。阪神と東京は複勝率で4割以上もありますから、かなり強烈ですよ。阪神なんて複勝回収率が158%なんて凄い数字になってますし、東京のダートも単複共に90%を超えてます。
▲キタサンブラック産駒の牡馬 ダートの競馬場別成績