Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第70回目のトークテーマはサトノダイヤモンド。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀): ディープインパクト系の中でも、キズナのような馬力型になりますね。デインヒルみたいな馬力型で、ハイペースで上がりがかかる流れとかダートの中距離に合うタイプです。
今井雅宏(以下、今): 確かにデータでもそうだね。前走より前半が0.5秒速くなると複勝率34.8%、複勝回収率100.9%だけど、前走より前半が0.5秒遅いと複勝率18.5%、複勝回収率38.7%だから、かなりの差が付いてる。
亀: そんなに差がついているんですか。それはまた凄いですね。
今: 僕もちょっと驚いたんだけど(笑)。そんなに前走よりペースアップして良いイメージもなかったんで。まだ若駒の成績が中心なんで、古馬とは性格、対応力って違ってくるから今後変わるかもだけどね。
例えば、前半が前走より遅いほうが良いと以前解説したエピファネイアやキズナも、データに古馬の占める割合が増えてきたら、極端には前半が前走より遅いレース向きでもなくなってきたんだ。心身が硬いタイプは、古馬だと前走より我慢する時間の長くなる延長とかの適性が少し落ちるのが要因なんだけど。
亀: サトノダイヤモンドは元々現役時代も500キロ台と体が大きかったですし、デカいデインヒルみたいなところがあるんですよね。だからハイペースで上がりがかかるほうが良い。
今: この前、サトノグランツが神戸新聞杯を勝ったでしょう? あのとき本命にして馬単を当てたんだよ。
亀: どうしてピックアップしたのですか?