Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第85回目のトークテーマはロゴタイプ。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
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今井雅宏(以下、今):危険な人気馬の続きで、前回話したリプレイみたいなレースがあったよ。日曜(2/4)小倉6Rでロードカナロア産駒(ロードトレイル)が断然人気になってたんだよね。小倉の開幕高速馬場で2着後で、今回は逆の重だったんだ。これは面白いように消せるね。
亀谷敬正(以下、亀):ちょうど、先週は大阪に行ってサロンメンバーと『ロードカナロアの取捨を知ってるだけで年間何度も儲けられる』という話をしたところです。間隔開けて激走した後は反動が出やすいというのも、ロードカナロアの回でありました。
今:お陰で3連複本線で3連単の200倍も的中したけど、本命は新刊で収録した新種牡馬ニューイヤーズデイ(トラペジスト)だったんだ。
亀:「短縮のニューイヤーズデイ」という解説もしましたね。
今:やっぱり短縮は走るよね。でも思った以上に硬くなりやすくて、今回もパドックはギリギリの状態だったんだ。この辺りは注意しないと。
亀:新種牡馬はまた後でじっくり分析していきましょう。
今:今回取り挙げるロゴタイプは、芝もダートも馬券的に面白い産駒を出してるね。
亀:日曜(2/4)の小倉最終もマイレーヌが5人気で2着。馬連は213倍、3連単は116万馬券。マイレーヌは5人気でしたが、推定人気は10人気。これは「マニア票」と呼んでいて、亀谷競馬サロンの読者やメンバーが買いすぎることもあってオッズが下がるんです。なお、このようなオッズの下がり方の馬はトータルでプラス収支になっています。
詳しい話はまたいずれやるとして、ロゴタイプはヘイローが入っていますが、グローリアスソングの系統で、サンデーサイレンスとはタイプが違ってきますね。芝の短距離をパワーで走るタイプ、タイキシャトルやフジキセキに近いですよ。
今:一言でいうとロゴタイプの現役時代のイメージに近いね。皐月賞は差して勝ったけど、その後高齢になっても1600mの安田記念で2年連続逃げの位置取りショックで激走した。次第に道中我慢出来なくなって、より強引な競馬で走るようになる。でも闘う意欲は旺盛なんで、相手に関係なく自分の競馬を目一杯して強いタイプで、ゾーンにハマると激走するタイプだ。基本、道中我慢する競馬は苦手なんで、根幹距離より非根幹距離向きになる。
亀:主流のサンデー系ではないので、根幹スピードが問われる1600m、2000mは勝率が悪いですね。2000m以上はまだ未勝利。これは中距離でタメる競馬が苦手だからです。個性が出てますね。