Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第91回目のトークテーマはキズナ編で提唱した格言の検証です。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
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亀谷敬正(以下、亀):かなり多くの種牡馬を分析してきたので、これから検証編の回も挟んでいきましょう。
今井雅宏(以下、今):反省も大事だもんね。格言がどうだったかとかも検証して、あと「買い条件」も検証を踏まえて、さらに突っ込んだ条件を設定してブラッシュアップしていこう。
亀:その条件を一覧にして、週末の出馬表から「買い条件」、「消し条件」が直ぐ出てくるシステムも作っていきましょう。
今:かなり実践的な馬券仕様になっていきそうで楽しみだね~(笑)。それとせっかくだから、現役産駒の馬券ポイントもついでに見ていこうか。今週だったらキズナ産駒だと高松宮記念にアサカラキングが登録してるんで、最後に同馬のタイプ分析もしておこうよ。
亀:今年の3歳世代では馬券になる産駒の数もトップレベルですしね。まずは過去の格言検証からです。「牝馬は短縮でも激走するが、牡馬は延長でこそ狙い撃て!」というのがありました。
今:記念すべき第1回だよね。対談の掲載が2年前の6月だったから、掲載後の2022年6月~先週までのデータを調べてみると良いかな。え~っと、そうすると・・・おお~!
亀:やっぱり合ってましたか(笑)?
今:総合でみると、牡馬は短縮の単勝回収率68%、複勝回収率59%、延長は単勝回収率45%、複勝回収率119%だから、複勝回収率は倍近くも延長の方が高かったよ。
亀:単勝回収率は少ないデータ数だとブレが大きくなりますしね。
今:複勝率は短縮21.1%、延長32.9%なんで、圧倒的に延長の方が好走率が高くなってるね。
亀:1.5倍近くも好走率に差が出ててますね。牝馬はどうでした?