Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第98回目のトークテーマは特別編として「ヴィクトリアマイル・ステップレース分析」をお届けします。
阪神牝馬S、福島牝馬S、中山牝馬Sなどがどういうレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
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亀谷敬正(以下、亀):先週は京都のダートで荒稼ぎしたようで(笑)
今井雅宏(以下、今):土日とも単勝20倍台の◎が勝って、馬単290倍と150倍を2点目、3点目で当てたけど、京都の砂は摩擦があって面白い状態なんだ。
(参考) 先週の的中情報/競馬放送局
亀:そうなんですよね。京都のダートは直線で伸びる馬場で、短縮優勢ですよね。
今:土曜10Rの平城京Sは8番人気だったヘニーヒューズ(ロコポルティ)の短縮を狙ったんだよね。平坦のハイペースが向く馬だし。
亀:ヘニーヒューズは終わりやすい種馬ですけど、母父がキングカメハメハとか欧州型だと古馬になっても頑張りますよね。中距離の鮮度も結構高かったですね。
今:日曜最終は9番人気のキタサンブラック(バイファーザベスト)からで、やっぱり短縮だったよ。
亀:これは僕も同じです(笑)。「亀谷競馬サロン」のライブ配信で推奨しました。人気馬もみんな危なかったので、レース期待値は高かったですね。
今:短縮後とか、揉まれず走って激走後とかの人気馬が多かったね。キタサンブラックは短縮とかダート替わりとか、S質な条件に路線変更するとフレッシュさで1~3戦くらいは頑張る。ガイアフォースも初マイルのマイラーズC、初ダートのフェブラリーSで連対したし、先週勝ったジャスティンスカイもマイルに変更して頑張った後に飽きて1200mに変更してまた頑張ったり。
亀:このリズムを覚えると美味しいですね。
今:日曜最終の2着は▲のリアルスティール(レッドダンルース)で、ダートの短縮はフレッシュなときに激走しやすいよ。
亀:福永祐一厩舎のレース選択と調教も抜群でした。ここも「亀谷競馬サロン」の取材力でも深めていけるテーマです。平場の話は尽きませんが、そろそろ一般ファンの注目度が高いヴィクトリアマイルのステップレース分析にいきましょう。
今:まず阪神牝馬Sはスローの上がり勝負だったね。
亀:マスクトディーヴァは今回もストレスで凡走することはなさそうです。
今:体力もあるし、東京新聞杯で競馬をしてないから疲れも少ないね。先週の馬場で内の出入りが激しい競馬に巻き込まれるパターンは避けたいけど、先週の外伸び馬場でスムーズなら乗りやすいし。
亀:確かに中距離寄りのマイラーで、タメて差せる馬場なら向きますね。あとはBコースに替わって前残りになった場合、適性面でどれくらい不利になるかですね。
今:先週までは東京で発生しやすいセパレート馬場だったね。スローの外々回っても大丈夫なやつ。
亀:Aコースだった先週までは外枠が伸びやすかったですからね。