Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第120回目のトークテーマは「究極の馬券作戦&菊花賞ステップレース分析」をお届けします。
菊花賞出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):「競馬放送局」で面白いデータがでましたよ。堅実な馬券作戦なのですが、まず、今井さん、みねたさん、双馬さん、阪木さん、そしてボクのうち、二人が勝負レースに選んだレースを選択するわけです。
今井雅宏(以下、今):面白そうだね~、それで?
亀:その中で、二人とも1~2番人気を本命対抗にしていないレースを選んで、その二人の本命と「亀AI」のA評価(※)の単・複を全部買うだけです。それでもプラスになるんですよ。危ない人気馬がいて、馬券期待値の高いレースって分かるじゃないですか。競馬放送局の予想家がわざわざ勝負に選んだレースですから、人気馬が飛ぶ確率は更に高くなるわけです。
(※)JRA全レースにおける亀AIのA~E評価は当サロン・プレミアムコース会員限定のFacebookグループ内で公開中。
今:人気馬が危ないかは読めるよね。その集合知に単勝爆弾を仕掛ければ、確かに破壊的になりそうだ。
亀:単勝でなく複勝爆弾でも恐らく大丈夫ですよ(笑)。荒れるのは分かっても、本命が馬券になるか?は運もありますから。乗り方とか、僅差の4着とか。ただ、まぁ誰かしらの本命は50%以上の確率で馬券になりますし、その複勝配当は2倍以上なので。
今:そういえば10/13(日)の東京8Rを勝負レースに選んだけど、本命(リアルビギニング)が「出遅れて早捲りで」と酷い騎乗で4着になっちゃったんだ。人気薄の1、2着馬も上位4頭内の評価で、本命馬が3着なら3連複万馬券2点目で的中だからショックだったよ。ただ、そんな結末でも単勝爆弾は十分プラスになるわけだよね。
亀:まさにそういうレースですよ(笑)。実はボクも勝負レースに選んでましたが、ボクの本命(ジョウショーパワー)は騎乗ミスで5着。勝ち馬は「亀AI」のA評価でした。人気馬が揃って消える確率はかなり高いメンバーで、その見立ては完璧でしたからね。
今:ということは、さっきの必殺パターンを綺麗に満たしたわけだ。勝ち馬のリアレストは外枠の「芝からダート」だから、「揉まれず先行すれば」と上位評価にしたんだよね。馬体が増えてベクトルも良かったんで、かなり美味しい馬になった。
ああいう馬体重が良くて人気のない馬の単勝爆弾を仕掛けるのが一番だよ。馬体重がおかしな馬は、好走してもなかなか勝ちきれないからね。だからこそ、単勝は特別な意味があるわけだ。さらに一工夫して「馬単爆弾」だと、このレースなんかも更に破壊的になるよ。
亀:実際、某有名サイトだけで有名な予想家も、競馬放送局の予想を買って、それを上手にアレンジして予想にしているようですが、まぁまぁの成績ですからね。かなり威力のある作戦ですよ(笑)。
今:それは随分とマニアックだね~。
亀:では本題に戻り、菊花賞の前哨戦を見ていきましょう。まずアーバンシックですが、前走のセントライト記念は向いていましたね。
今:スワーヴリチャードは精神コントロールが難しいから、馬群に入れる形が合う。近2走と違って、内枠からそういうレースを選択したのは大きかったよ。
亀:騎手によってパフォーマンスの変わりやすい血統なので、ルメールは大きかったですね。今回も折り合わせる自信はあるでしょうが、上積みとなるとどうでしょうか。スワーヴリチャードの話はここでも何度かしましたよね。それで足りるメンバーかどうかですね。