Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第123回目のトークテーマは特別編として「エリザベス女王杯ステップレース分析」をお届けします。
エリザベス女王杯出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):ベイスターズ日本シリーズ優勝おめでとうございます。
今井雅宏(以下、今):まさかあれから26年も掛かるとは思わなかったよ。月日が経つのは早いもので、当時はまだ週末に一緒に仕事してたっけ(笑)。単行本でも、「よくあの濃い98年V戦士のコーチ陣をまとめ上げている」って盛り上がったけど、さすが番長だったね!
亀:我が地元のジャイアンツは…。大城さんの打球があと10センチ上だったら、巨人が日本シリーズに行っていただけに…。ただ、巨人が日本シリーズに行ってたら勝てたとは限らないので、本当に紙一重ですね。競馬も野球も多くの人が思う以上に紙一重なんだと、改めて思いました。最近はうちのサロンに各業界の頂点の人が遊びにいらっしゃるので、その方々の声を実際に聞いても、ますます分かるようになりました。
今:だからこそ人気馬が危ない時の、穴の単勝爆弾や、3連複爆弾が重要ということだよね(笑)。森がドラフトで入ってきたとき、「牧と森が二遊間固められれば優勝する」ってブログとかで書いてたんだけど、いよいよ完成されてきたから、来年も巨人戦はどっちが勝つか盛り上がりそうだね~。
亀:では、エリザベス女王杯のステップレースを振り返りましょう。まずは今井さんが本線で当てられた新潟牝馬Sから。
今:新潟牝馬Sは馬単本線で3連単も当てたよ。この日の新潟は重い馬場で、体力タイプのホールネスにはピッタリだった。
亀:スタミナ勝負になりましたよね。欧州型血統なんで、先週までのような馬場であれば今回も向いてそうです。昨年も母父欧州型のルージュエヴァイユが激走してますし。
今:体力勝負に持っていきたいから、道悪とかの消耗戦になって、ある程度積極的に動く形がベストかな。揉まれ弱いってほどでもないけど、あんまりごちゃつかずスムーズに加速出来れば理想になる。そういう意味ではメリハリのある競馬か、道悪とかの荒れてばらける馬場だとよりベターだ。
亀:府中牝馬Sはパワー型のレースになりました。1着、2着がロードカナロアで、3着がルーラーシップ。4着、5着もディープ系×キングマンボ系だったので、1~5着をキングマンボ系とサンデー系の組み合わせが独占しました。欧州指向の末脚のスピードのあるタイプにハマりました。