Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第138回目のトークテーマはルヴァンスレーヴ考察のまとめです。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):最近よく話題にしている初出走狙いだけど、先週も良いのがあったよ。
亀谷敬正(以下、亀):未勝利戦で初出走馬を狙う作戦ですね。
今:先週は土曜阪神4Rで6番人気1着、日曜阪神6Rで5番人気2着と、両方連対したよ。土曜阪神4Rはシニスターミニスター産駒のラフォンだったんだけど。
亀:お兄さんに新馬勝ちのムーヴがいますね。
今:ムーヴはここでよく話題にするラニ産駒だよね。ラニは叩かれながら上昇するC系だから、それなのに新馬勝ちということは仕上がりが早い。仕上がりの早い血統構成かどうかと、調教で動いているかで、狙いを定めるわけだよね。あとは初出走だから、過度に揉まれないレースを選ぶのが基本だけど、血統でそこをある程度調整するのがミソなんだ。
亀:シニスターミニスターだとそれなりに馬群に対応出来るわけですね。
今:だから中枠でも大丈夫という判断だったよ。日曜阪神6Rの本命(アオイタケル)は揉まれやすい内目の枠だったけどね。サトノダイヤモンド産駒の2000mで、このくらいの距離だと追走に余裕が持てる種牡馬だから、ある程度は揉まれても大丈夫という判断だったよ。
亀:なるほど。さてここからは、前回から始めたルヴァンスレーヴの続きをしましょう。ルヴァンスレーヴの血統構成はシンボリクリスエス×ネオユニヴァースで、米国要素が薄いです。チャンピオンズCを勝ったチュウワウィザードの近親ですし、米国血統がスピードを持続できないレースが合います。