大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は、日曜中京・大寒桜賞に出走するシュガークンについて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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キタサンブラックの半弟として生まれたシュガークンは、父がキタサンブラックのライバルであったドゥラメンテという、競馬のロマンを感じる血統。
当時からの競馬ファンの方はもちろん、今はウマ娘ファンの方からしても、たまらない配合なのではないでしょうか。
▲日曜中京・大寒桜賞に出走するシュガークン
そんなシュガークンはもともと昨年の秋に入厩し、レースに向けて調整を進めていましたが、当時はまだ体が緩く使い切れていない印象で、時計もなかなか詰まってきませんでした。
そこで焦ることなく、思い切って放牧に出し、成長を促したのが清水久詞調教師の素晴らしいご判断だったと、今になって素人の私も実感します。年が明けて帰ってきたシュガークンは、見違えるほどに動けるようになっていたんですから・・・。
デビュー戦前に乗った武豊騎手が『走るねぇ!いい馬だ』と、ものすごくいい感触を持たれたくらい。除外続きでマイル戦になったため距離が短かったのですが、2戦目の阪神2000mはものすごく強い勝ち方でしたよね。
『ユタカさんが、この馬の脚を推し量っているみたいやったな』とは担当の宮本助手。早め先頭でも後続を突き放し、レース後にこう言われたそうです。