大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はフローラSに出走するルクスジニア陣営の取材レポートです。
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ルクスジニアの前走・君子蘭賞は現地で観戦していました。だからこそ強さを実感したのです。
双眼鏡で見ていたら、向正面で2番手の馬にビッシリ来られ、突かれていた時の雰囲気はかなり危うかった。息が全く入らないんじゃないかという逃げで、これは直線で止まってしまう…と肩を落とした方も多いのではないでしょうか。
でも、ルクスジニアは違いました。直線を向いて池添騎手からゴーサインを出されると、そこからギアを上げたのです。最後は差し馬が猛然と迫ってきましたが、いっぱいいっぱいに凌ぎ切りました。
ラスト4ハロンから2ハロンまでずっと11秒台のラップを刻んでいたことからも、このレースのタフさが分かります。着差以上に強い勝利で、結果的にその日、同じ舞台設定で行われた重賞(毎日杯)よりも勝ち時計が速かったのです。
▲君子蘭賞時のルクスジニア