大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は函館記念に出走するアルナシーム陣営の取材レポートです。
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アルナシームが函館記念に参戦するのは、2年ぶり2回目です。
前回はまだ条件戦を勝ったばかりで、ハンデは55キロ。当時は稍重馬場に脚を取られ、6着とほろ苦い結果でしたが、そこから2年。ジョッキー、出会い、経験、成長を経て、今年は重賞2勝馬として、函館の地に降り立ちました。
トップハンデ59キロ。以前は挑戦者だったアルナシーム、今回はもはや「迎え討つ」立場になったのです。
デビュー前からずっと彼を応援してきたひとりとして、本当に感慨深いです。
▲函館記念に出走するアルナシーム(今年4月撮影)
さて、そんなアルナシームの前走・大阪杯は、レコードの高速決着。外枠、流れ、全てアルナシームにとっては厳しくなりました。それでも直線はいっぱいいっぱいになりながら踏ん張っていましたよね。本当に真面目で根性のある馬だと思います。
その後は放牧を挟み、ここを目標に調整されてきました。栗東への帰厩日は5月23日。時計を出した後、6月6日に函館へ行きました。