YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは12/4(水)の大井・勝島王冠。発走時刻は20時10分です。
~砂厚変更で馬場傾向は要チェック!~
1着馬には東京大賞典の優先出走権が付与されるSII・勝島王冠。マイラーの参戦が多く、大井ダ1800mにしてはハイペースの差し決着になりやすいのが本レースの特徴です。
過去10年の3着内馬30頭中20頭が初角6番手以降の差し馬。単勝オッズ100倍以上から2頭の好走馬も出ており、荒れやすいレースである点は覚えておいても損はないでしょう。
ただ、大井競馬場は今開催から砂厚が10cmから9cmに変更され、1~2日目の競馬を見る限りは時計が速く、比較的内有利の馬場傾向が見られます。直前まで馬場傾向についてはしっかりとチェックしたいところです。
~サンデーサイレンスの瞬発力~
血統面での注目はサンデーサイレンス。過去10年で5番人気以下で好走した15頭中13頭はサンデーサイレンスの血を内包しており、昨年も該当馬の上がり3F上位馬が上位を独占する結果となりました。
また、2021年コズミックフォース(2018年日本ダービー3着)を筆頭に芝実績のある馬も複数好走。サンデーサイレンス系など芝中距離指向の強い末脚強化型の血統馬に向くレースといえるのではないでしょうか。
ちなみに、過去10年で5番人気以下で好走した残りの2頭は、いずれもサンデーサイレンスの父であるHaloの血を引く馬です。
◆サンデーサイレンス(5番人気以下)
2014年2着カリバーン:父デュランダル
2015年3着アウトジェネラル:母父サンデーサイレンス
2017年2着タイムズアロー:母父サンデーサイレンス
2017年3着ハイテルカイト:父カネヒキリ
2018年3着リコーワルサー:父ブラックタイド
2019年3着サウンドトゥルー:母父フジキセキ
2021年2着リコーワルサー:父ブラックタイド
2021年3着アングライフェン:父ステイゴールド
2022年1着ライトウォーリア:母父ディープインパクト
2022年2着リンゾウチャネル:母父タヤスツヨシ
2023年1着サヨノネイチヤ:母父オレハマッテルゼ
2023年3着ロードレガリス:父ハーツクライ
【勝島王冠の最終見解】