双馬: 今週と来週はタリスマニックとファインニードルのクセについて話したいと思います。
──2頭ともダーレーの新種牡馬ですね。
双馬: 対極的な2頭なので、比較すると面白いんですよ。まず、今週はタリスマニックの解説です。
──よろしくお願いします。
双馬: タリスマニックは、現役時代にブリーダーズカップターフ1着、香港ヴァーズ2着という実績があります。要は、フランス調教馬なのにフランスのGIでは善戦止まりで、最大のパフォーマンスを発揮したのがアメリカの芝だったわけです。
──ちょっと特殊な馬ということですね。
双馬: アメリカの芝は格が落ちますから、芝馬としては一流とは言えませんよね。だから、導入された時点では、産駒の適性がどうなるかわかりませんでした。そして、いざ産駒がデビューしてみると、完全にダート向きだったんです。
1月5日終了時点の成績はこのようになっています。
芝[1-0-1-41/43]
ダート[2-5-1-29/37]
複勝率で見れば、芝は4.7%、ダートは21.6%。複勝回収率だと芝は6%、ダートは106%。それぐらい顕著な差が出ているんですよね(※取材後の1月9日、カムランベイがダートで勝利)。
──どうして芝ではなく、ダートで走ったんでしょうか?
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双馬毅
2008年春から某キャッシングの5万円を原資に馬券生活をスタート。今井雅宏、亀谷敬正の熱心な読者でもあり、「彼らの理論を読めば、年に2000万は楽に勝てる」を実証した人物でもある。ここ数年は1000万単位で勝つ年もザラとなっている。サイト『競馬放送局』にて週末の勝負予想を公開中。