競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回取り上げるのは前回に引き続き「北村宏司騎手」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
まず先週の振り返りから。先週末の神戸新聞杯は、◎サヴォーナが上手くインを割って2着に激走。サヴォーナに騎乗していたのは池添騎手ですが、実は同騎手の庭ともいえるのが阪神芝2400m。このコースでは今年6戦して【2-3-0-1】。もともと宝塚記念でも再三好走するなど阪神の長丁場に強いジョッキーですが、改めて得意舞台で本領を発揮してくれました。ピンポイントで今後も覚えておいて損はないはずです。
先週はメインの前の道頓堀Sでも、15番人気・単勝125.3倍のグレイトゲイナーで勝利するなど随所で穴男ぶりを発揮しています。当コラムではまだ触れたことのない池添騎手ですが、機会があればどこかのタイミングで取り上げたいと思っています。
それでは、今回は北村宏騎手の後編をお届けします。
~地味だからこそメジャー牧場とのコンビが狙い?~
先週お送りした前編では、北村宏騎手のスタイル、また地味さゆえに人気になりづらい一面をお伝えしました。
▼参考記事
【第102回】密かに復活!? 北村宏司騎手を解析する~前編~&オールカマー展望/TAROのジョッキーズファイル
そして、地味だからこそ輝くのが、実はノーザンFのような有名牧場生産馬とのコンビです。
ノーザンFといえば、今や日本競馬の覇者といってもいいほどの圧倒的な存在。ゆえに有力馬が多く、必然的に人気になることも多いわけですが、ルメール騎手や川田騎手が騎乗するケースとは異なり、北村宏騎手が跨るとそれだけでかなりオッズが甘くなります。
2023年になってからの成績をご覧ください。