前回の当欄では2回福島開催における関西馬優勢の傾向をお伝えしましたが、先週もその流れは変わりませんでした。特別戦7鞍のうち3鞍で関西馬が勝ったのはともかく、新馬戦4鞍のうち3鞍で関西馬が制したのは象徴的な結果と言えるでしょう。
ちなみに唯一、関東馬が勝った日曜福島6Rはオール関東馬のレース。残りの土曜福島5Rは関西馬が2頭出走してワンツーフィニッシュ。土曜福島6Rはただ1頭の関西馬が勝利。日曜福島5Rは関西馬2頭のうちの1頭が優勝…。計3レースで関西馬は5頭しか出走していなかったのにも関わらず【3-1-0-1】と圧倒的な数字を残したのです。
なお、先週の当欄で取り上げた日曜福島5Rウインアクトゥールは関西馬2頭の間に食い込んだものの3着まで。“打倒関西馬”はなかなか簡単ではありませんが、今週もできるだけその可能性を秘めた関東馬をピックアップできればと思います。
『気性が前向きで一生懸命なタイプ。新馬戦向きのタイプだと思うよ』と鹿戸調教師が手応えを語るのは日曜(16日)福島5R(芝1800m・牝馬限定)に出走予定のメリージェーン(父ドゥラメンテ、母トゥアーニー)です。
▲鹿戸厩舎のメリージェーン(父ドゥラメンテ)
2023/07/11 (火)
先週福島で猛威をふるった関西馬。反発の可能性を秘める関東馬とは?/東スポ・藤井記者の“若駒”生情報!
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。