先週の2歳戦では勝ち星のトップを走るモーリスの産駒(レーヴジーニアル=日曜札幌1R)が1勝を加えて首位を堅持。対する2位タイの新種牡馬・スワーヴリチャードも負けじとコラソンビートが日曜新潟オープン・ダリア賞を制し、勝ち星を加算。単独2位に浮上しました。
そのコラソンビートは先週の当欄でも注目馬としてご紹介しましたが、レース内容も期待に違わぬものだったと思います。逃げ切りだった前走とは異なり、道中は中団でタメを利かせる形。直線では鞍上のゴーサインに応えて弾けました。
ちなみに当欄ではダリア賞について「出世レースとは言い難い」とも記していましたが、今回の勝ちっぷりや父の産駒の活躍ぶりを見ると、コラソンビートにはまだまだ奥がありそうな印象。今後もその動向から目が離せません。
さて、今週から新潟は開催が変わって3回新潟に。先週までの東西混合から、通常の関東主場となり、未勝利や平場の下級条件は関東馬が中心の開催となります。
そういう意味で新馬戦に関しては先週までと置かれる状況に変化はないのですが…今週は満を持して大物が登場します。土曜新潟5R(芝外1600m)でデビュー予定のガルサブランカ(木村)です。
▲12日(土)新潟5Rでデビュー予定のガルサブランカ
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。