先週は日曜中山でGIII京成杯が行われました。1年前には後の皐月賞馬・ソールオリエンスが勝った注目の一戦を制したのはダノンデサイル(牡、安田翔)。先団の外をリズム良く追走すると、直線でもしっかりと脚を伸ばして先頭でフィニッシュしました。
新馬戦を4着と落とし、前走のGIII京都2歳Sでも4着に敗れていますが、それはまだ幼い面を残していて完成途上であったがゆえ。しかし『オーナーから僕と調教師が自由にやらせてもらって』(横山典騎手)、少しずつ馬を修正してきたことで、ひとつ目の重賞タイトルを獲得しました。
今回も直線入り口では外に膨れそうになるなど若さを見せていましたが、それも今後の“伸びシロ”と言えそうです。
一方、先週の当欄で取り挙げたアーバンシックは2着。勝負どころでは勝ち馬とやや離されてしまいましたが、これまで通りエンジンが掛かってからの伸びは素晴らしく、メンバー最速の上がりを使って最後はダノンデサイルに3/4馬身差まで迫りました。こちらも気性面の幼さがあって少しづつ良化している途上ではありますが、ポテンシャルの高さは十分に見せられたように思います。
さて今週は2歳重賞こそ行われませんが、ぜひ注目して頂きたい1頭が出走します。日曜中山9R・若竹賞(3歳1勝クラス、中山芝1800m)のアフィリオン(牡、古賀)です。
▲若竹賞に出走予定のアフィリオン
2024/01/16 (火)
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。