先週は土曜東京で1勝クラスのフリージア賞が行われました。芝2000メートルの好メンバー戦ということで注目を集めましたが、結果は1着から8着までが0秒3差に収まる大接戦。勝ったマーシャルポイントは未勝利に続く連勝となりましたが、クラシック戦線へ向けた“新星誕生”というほどのインパクトはなかったように思いました。
対して“意外”と言っては失礼かもしれませんが、戦前の想像以上に好内容だったのは日曜東京ダートのOP・ヒヤシンスSでした。
勝ったのは5番人気のラムジェット。前走・寒椿賞の走破タイムが平凡だったために伏兵評価にとどまりましたが、レースでは後方から直線一気の追い込み勝ち。ラスト100メートルで先頭に立つと、そこからさらに3馬身突き放してみせました。
1分36秒3の走破時計も優秀で、同日のフェブラリーSとはわずか0秒6差。着順でも6着相当でしたから、これは大いに褒められると思います。今後は海外遠征を視野に入れているようですが、将来が楽しみな1頭です。
さて先週に続いて今週も3歳重賞は行われませんが、土曜中山の水仙賞はぜひ注目したい一戦です。
2024/02/20 (火)
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。