東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の2歳特別戦振り返りと、サウジアラビアRCの注目馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週は芙蓉S、ヤマボウシ賞、サフラン賞と東西で注目の2歳戦が行われましたが、いずれも波乱の決着、番狂わせがありました。
まずは土曜中山のオープン・芙蓉S。堀厩舎の良血牝馬・ミッキーマドンナ(父エピファネイア、母ミッキークイーン)がモレイラを鞍上に迎えて単オッズ1.5倍の圧倒的な支持を集めましたが、結果は3着。直線でスムーズさを欠く場面もありましたが、2着すら確保できなかったのには物足りなさも感じました。
そして日曜中山の牝馬限定1勝クラス・サフラン賞。こちらは先週の当欄でもご紹介した森一厩舎のエンブロイダリー(父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー)が単オッズ1.2倍の断然人気でしたが、レースでは痛恨の出遅れ。そのまま道中は後方を進み、最後はメンバー最速上がりで追い上げたものの5着が一杯でした。
こちらはゲートやコース形態ひとつで巻き返せそうですが、来たるクラシック戦線へ向けては痛い黒星となりました。
さらに、土曜中京ダートの1勝クラス・ヤマボウシ賞でも1番人気のクレーキング(中舘、父ナダル、母クインアマランサス)がスタートで後手。直線では良い脚を使いましたが、前残りの展開にも泣き3着まで。連勝とはなりませんでした。
早いものでもう10月。暮れの2歳GI戦線へ向けて賞金を加算したい1勝馬たちにとっては、緊張感のあるレースが続きます。
さて今週は土曜東京でGIII・サウジアラビアRCが行われます。今年で10回目と歴史の浅い重賞ながら、勝ち馬からはダノンプレミアムやグランアレグリア、サリオスにドルチェモアと、後のGI馬がズラリ。出世レースとなっているだけに今年も要チェックです。