東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の京王杯2歳S、ファンタジーSの振り返りと、今週末デビュー予定の注目2歳馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜に東京でGII・京王杯2歳S、京都でGIII・ファンタジーSと2つの2歳重賞が行われました。
京王杯2歳Sはタワーオブロンドン産駒の8番人気パンジャタワー(牡、橋口)が優勝。中京芝1200mの新馬戦を勝ったばかりの身でしたが、東京遠征、距離延長をクリアして無傷の2連勝を飾りました。近親にはソングラインやディアドラ、ロジユニヴァースなど活躍馬が多数います。
一方、ファンタジーSは4番人気のロードカナロア産駒ダンツエラン(牝、本田)がゴール前横並びの一戦をハナ差制してV。りんどう賞3着からの巻き返しに成功しました。
ただし、ファンタジーSは不良馬場、京王杯はレース直前から強い雨が降る悪コンディション(発表は稍重)で行われており、“馬場適性”が結果に大きく影響した可能性も。勝ち馬の評価はもちろん、上位人気に支持されながら敗れた馬たちも含めて、今後見直しが必要になる可能性もあります。
さて、今週は土曜京都でGII・デイリー杯2歳S(芝外1600m)が行われます。2020年から2023年にかけては阪神で開催されるなど、施行条件はまちまちですが、それでも3年前はセリフォス、昨年はジャンタルマンタルが制すなど、勝ち馬の活躍が目立つ一戦となっています。
しかし、今年は重賞好走馬はおろか、2勝馬すら1頭もいない低調な組み合わせ。今後を占うには結果だけでなく、その勝ちっぷりも問われることになりそうです。