東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の若駒S、若竹賞の振り返りと、今週日曜東京のセントポーリア賞について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜中京でリステッド・若駒Sが行われました。かつてはトウカイテイオーやディープインパクト、近年はマカヒキやヴェロックスがここを勝って、後のクラシックへと繋げた出世レースです。
今年はホープフルS・4着から中3週で臨んだジュタが1番人気に応えて勝利。先団の後ろで脚を溜めると、直線では馬の間を割って伸びる器用さを見せました。着差はわずか半馬身差でしたが、当歳時に3億5200万円で取引された超高額馬。まだまだ伸びシロが見込めそうなだけに、今後も要注目です。
また日曜中山では1勝クラスの若竹賞が行われました。先週の当欄でご紹介したエデルクローネが後方からの差し切りを狙うなか、それをさらに外から…。
最後方追走から直線一気のゴボウ抜きを決めたのがリトルジャイアンツ(牡、村田)でした。着差はわずか3/4馬身差でしたが、一杯に追われた2着エデルクローネに対して、こちらは内へのモタれを修正しつつ、ほとんど馬なりでの差し切り勝ち。まさに“着差以上”の強さでした。
今後は問題なければ2月16日の共同通信杯を予定しているとのこと。左回りに替わってよりスムーズな走りができれば、末脚の破壊力にさらに磨きがかかる可能性があります。
さて、今週も2歳重賞は行われませんが、条件戦からでも前出のリトルジャイアンツのような新星候補が出現する可能性も…。そんななか今回取り上げたいのは、日曜東京・1勝クラスのセントポーリア賞です。かつてはジェニュインやドゥラメンテが、ここを勝って春のクラシックに繋げました。