東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は毎日杯の振り返りと、ひと足早い皐月賞の展望です。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜阪神でGIII・毎日杯が行われました。勝ったのは2番人気のファンダム。好スタートを決めたものの、道中はスッと位置取りを下げて後方のインへ。ペースは前後4F47.9-45.4秒のスロー。それを4コーナーで最後方というのはかなり厳しいポジションに映りましたが…、圧巻だったのはそこから。
直線を向いてから満を持して外に持ち出されると、一気の加速でゴボウ抜き。上がり3F32.5秒はレース上がりを1秒1も上回る別次元の切れ味でした。
これでデビューから無傷の3連勝。毎日杯の勝ち馬からは過去10年でシャフリヤール(日本ダービー)、アルアイン(皐月賞)と2頭のクラシックホースが誕生していますが、さらに過去を遡っても、キズナ、ディープスカイ、キングカメハメハなど、次々と大物の名前が出てきます。
ファンダムに関しては、次走が皐月賞なのか、NHKマイルCなのか、あるいはダービーなのか、現時点では不明ですが、仮にどこを使ってきても注目の存在となりそうです。
また、昨年の新種牡馬である父サートゥルナーリアにとっても、うれしい産駒の初重賞タイトルとなりました。
さて今週は、先週の桜花賞展望に続いて、ひと足先に皐月賞の展望をお届けしたいと思います。