先週、土曜新潟の新馬戦(芝1600m)では、名牝エアグルーヴの系譜を継ぐソネットフレーズ(牝、父エピファネイア、母ボージェスト)が鮮やかなデビューVを飾りました。
レース後、検量室前で手塚調教師に話を聞けたのですが、『直線は向かい風の中で早めに先頭に立つ形で、見た目以上にかなりきつい展開だった。それをあっさり突き放すんだから相当に強いよ』と絶賛。やや前向きな気性から現状はマイル前後が適距離となりそうですが、阪神JF、そして桜花賞へ向け、前途は洋々です。
そのソネットフレーズと同じく3代母にエアグルーヴ、母父キングカメハメハで血統的スケールからも注目なのが、土曜(9月4日)新潟芝内2000mに出走予定のローシャムパーク(牡、父ハービンジャー、母レネットグルーヴ)です。
▲9月4日新潟芝2000mでデビュー予定のローシャムパーク
入厩当初は調教の動きがそれほど目立たなかったのですが、追い切りを重ねるごとに手応えに余裕が感じられるようになってきました。
2021/08/31 (火)
エアグルーヴの血を受け継ぐローシャムパークは“走るハービンジャー産駒”を予感させます/東スポ・松井記者の“若駒”生情報
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。